語源を知るたび

二十四節気と漢字秘話② 語源を知るたび

二十四節気と漢字秘話②

国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産に「二十四節気」が登録されています。 そんな「二十四節気」における四・六の数字「字画」は、極めて重要な意味を持つのをご存じでしょうか。 一つ目は、「四・六」文化です。中国の旧暦には四季があり、各季節には四・六、二十四の六つの節気があるのは、前回お話ししまし…
二十四節気と漢字秘話① 語源を知るたび

二十四節気と漢字秘話①

9月8日から、二十四節気中の「白露(はくろ)」の時季になりました。白露(はくろ)とは、夜中に大気が冷え、早朝に草木の先や花に露(つゆ)が結び、白く光って見える。日中の暑さも和らぎはじめ、だんだんと秋の気配が深まっていくことを意味しています。 「二十四節気」とは月の動きを基にして生まれた初めての暦「太…
漢字と漢方 語源を知るたび

漢字と漢方

【漢方】とは、中国から伝来した医術。 【漢方医】とは、漢方による医者。 今回は、「疼痛」(疼く、痛む)についてお話いたします。 疼痛(とうつう)という漢字をみてみると、一体、どんな「漢字・漢方」の秘密が隠されているのでしょうか? 中国の言葉は、漢字で構成され、言葉がヒトの思考を産みました。 漢字は中…
世界に羽ばたく 語源を知るたび

世界に羽ばたく

語源を知るたびでおなじみの岡村宏章氏(国立大学法人島根大学 外国語教育センター 准教授)の執筆書籍のご紹介です。 簡明実用中国語著者:岡村宏章出版社:朝日出版ISBN-13:9784255453668 将来、中国など中国語圏(香港・台湾・シンガポールなどを含む)への留学や大学院進学、就職などに中国語…
縁起の良い木「柏の葉」 語源を知るたび

縁起の良い木「柏の葉」

「かしわ」は、漢字では「柏」と書くことが多いですが、「槲」・「檞」とも書くことができます。 柏の実はどんぐり状の堅果、樹皮を染料とし、葉は大きく古来食物を包むのに用います。中国では、柏の葉も樹皮も、漢方薬の原材料にもなります。止血や下痢止めなどにも薬効があります。 日本では「 柏の葉 」は家紋のひと…
語源を知るたび 語源を知るたび

語源を知るたび

「語源を知るたび」の連載がスタートします。 あえて 「たび」 を ひらがなにしています。 「たび」は、「旅」 「度」 を連想します。 同音異義語は奥が深いですね。 どこまでも続く語源を知る旅。 語源を知る度、勉強になります。 明日は、「柏の葉」のお話です。             岡村宏章(国立大学…