牡丹の花が咲くころ

今年もクリニックの庭に、牡丹の花が咲きました。
淡いピンクでありながらも、ぱっと目を引く華やかさと優雅さが魅力ですね。

以前もお話したと思いますが、牡丹の根の皮を乾燥させた「牡丹皮(ボタンピ)」は漢方薬の原料となる生薬です。血流を改善して女性の疾患に役立ち、月経前の火照りや更年期のホットフラッシュ、腹痛や血流の改善にもよいそうです。

たとえば、漢方薬の桂枝茯苓丸、加味逍遥散、温経湯、六味地黄丸、八味地黄丸、大黄牡丹皮湯など、牡丹皮が含まれているんです。ご自身の体調にあわせて、上手に漢方薬を取り入れるのもいいですね。

牡丹の花が咲くころは、寒暖差や気圧の変化が多く、自律神経やホルモンバランスが乱れがち。

不眠やほてり、イライラなどの症状を感じやすくなりますので、栄養と睡眠、そして適度な運動を心がけていきましょう。

春は、お花が楽しめる季節。クリニックの庭をのぞいてみてくださいね。

スタッフ 宇月いちご