予防接種

HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)

子宮頸がんの発症の原因とされるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を予防するために接種するワクチンです。
柏市在住で中学1年生~高校1年生の女子および1997年4月2日生まれ~2007年4月1日生まれの女性(キャッチアップ世代)は無料で接種することができます(キャッチアップ世代の公費接種は2025年3月までの予定)。また、妊婦・授乳婦を除く45歳までの女性も自費(1回税込29,700円×3回)で接種可能です。
当院ではシルガード(9価)ワクチンのみ取り扱っております。シルガードは現在使用されているHPVワクチンの中でもっとも多くの型のHPV感染を予防できるワクチンです。接種することによって子宮頸がんの原因となるHPV16,18,31,33,45,52,58型に加え、尖圭コンジローマの原因となるHPV6,11型に対する抗体が作られます。

接種当日の持ち物

  1. 母子手帳(持参がないと接種できません)
  2. 保険証、診察券、受給券
  3. 予診票(柏市の定期接種対象の方のみ)
  4. 事前に検温・記入のうえご持参ください。
  5. 水・お茶などの飲み物(接種前に痛み止めの内服を希望される場合)

接種後、最低15分間は院内で待機して頂いております。お時間に余裕をもってお越しください。

接種回数、標準的な接種間隔

接種開始年齢が15歳未満の方:2回接種(1回目から6か月後に2回目接種)
接種開始年齢が15歳以上の方:3回接種(2回目は初回接種から2か月後、3回目は初回接種から6か月後です)

2価、4価ワクチンとの交互接種について

定期接種対象の方及びキャッチアップ世代の方で、既にサーバリックス(2価)・ガーダシル(4価)を1回でも接種している方は、合計3回接種になるよう、残りの回数を9価のスケジュールに合わせて接種できます。シルガード(9価)が1回、2回のみの接種となってしまう場合でも、一定の効果があると見込まれています。
なお、9価を1回でも接種後は、2価・4価を用いて交互接種することはできません。

予診票の取り扱い、保護者の同伴について

接種を受ける方が16歳未満の場合には、予診票に保護者の自署が必要です。また、12歳以下の方は接種の際に保護者の同伴が必要となります。

HPVワクチンの積極的勧奨再開について

HPVワクチンついては接種部位以外の体の広い範囲で持続する疼痛等が報告され、適切な情報提供ができるまでの間は積極的な勧奨が差し控えられてきました。2021年に専門家の会議により、HPVワクチンの安全性について特段の懸念がないことが確認され、接種による有益性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められ、2022年4月より積極的な勧奨を行うこととなりました。

当院では、接種時の痛みを和らげるために、ご希望に応じて接種前に鎮痛剤(局所麻酔貼付剤300円(税込)、芍薬甘草湯100円(税込)、カロナール100円(税込))を使用することができます。HPVワクチンについて事前に質問やご心配な点がありましたら、医師と相談のうえ接種していただくこともできます。(HPV相談料1,000円(税込))

HPVワクチンはすべての高リスク型HPVの感染を予防できるわけではないため、予防接種を受けたうえで、早期発見・早期治療のために定期的な子宮頸がん検診を受診していただくことが重要です。

厚生労働省の「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~」は→こちら

柏市の「HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)接種について」は→こちら

風疹ワクチン/風疹麻疹混合ワクチン

風疹(ふうしん)は、風疹ウイルスによって引き起こされる感染症で三日はしかともいわれます。強い感染力をもち、妊娠中の女性(とくに妊娠20週まで)が感染すると先天性風疹症候群(生まれつきの心臓疾患、難聴、白内障といった症状)の子どもが生まれてくる可能性が高くなります。

麻疹(はしか)は麻疹ウイルスによって引き起こされる感染症で、感染力は非常に強く感染すると重症化する可能性が高い感染症です。妊婦が感染するとほぼ100%早産に至ります。また、長期的に持続的な後遺症(脳炎)などを引き起こすこともあり、ワクチン接種による感染予防が重要です。
どちらのワクチンも、妊娠中の女性は接種することができません。妊娠を希望されている方および同居ご家族の方は、妊娠前の抗体検査およびワクチン接種をおすすめします。(ワクチン接種後2カ月は避妊が必要です)

※税込になります
風疹ワクチン 1回 6,600円
麻疹ワクチン 1回 5,500円
風疹麻疹混合ワクチン 1回 11,000円

なお、柏市では妊娠を希望する女性などを対象に風疹抗体検査や風疹予防接種の全額公費負担や一部費用助成を行っています。詳細は柏市のホームページをご覧ください。
柏市の「妊娠を希望する女性等の風しん抗体検査の全額助成および予防接種の一部費用助成」はこちら

かしわの葉レディースクリニック
TEL04-7137-2525

※お電話の前にホームページを
ご一読ください。

院長
岡村 麻子
診療内容
産婦人科・漢方婦人科
住所
〒277-0871
千葉県柏市若柴226番地41中央144街区1アベニフ柏の葉102号
最寄駅
柏の葉キャンパス駅 徒歩4分
受付時間9時~12時、14時~17時です。
※完全予約制
※妊婦健診は原則午前中のみ
休診日水曜日、土曜日午後、日曜祝日
診療時間 日祝
09:30~12:30
14:30~17:30

お会計には現金、クレジットカード(VISA、Mastercardのみ)がご利用頂けます。

地図イラスト 柏の葉キャンパス駅から北方向に徒歩4分で、本クリニックがございます