女性漢方外来・冷え症相談

女性漢方外来・冷え症相談のイメージ画像

当院では、院長診察による漢方相談をご希望の方は、毎回予約料が診察料と別にかかります。
代診診療の場合は、予約料は不要です。

予約料(漢方相談) 2,500円(税込)

必要時は、婦人科検診を施行します。症状によって、内科をはじめとする他科受診をおすすめすることがあります。
また、当クリニックではエキス製剤のみの処方となります。煎じ薬をご希望の場合は可能な病院を紹介いたします。

漢方・漢方薬とは

漢方は、6世紀頃に伝えられた中国の伝統医学を基礎に、独自に日本国内で発展してきた日本の伝統医学です。
漢方薬とは、薬効のある植物、動物、鉱物(生薬)を組み合わせた薬になります。西洋医学のようにこの病気には、この薬が効くということではなく、体のバランスの崩れを診察して(随証治療)処方を決めていきます。服用すると、体のバランスが整い、人が本来もつとされる自然治癒力や免疫力が高まり、病気や症状が改善されるようになります。同じ病気であっても別の人では効果がみられないこともあれば(同病異治)、当人であってもその時の体調によって効き目が異なるといったことも少なくありません。処方する際は、その時点の患者様の体調を基本にして漢方薬を選択することが必要になります。
漢方薬の処方には、煎じ薬とエキス剤がありますが当クリニックではエキス製剤のみ処方いたします。エキス製剤でも有効性はかなり期待できます。通常は保険診療で行いますが、未病を治すという概念のある漢方薬は、疾患の予防にも役に立ちます。このように、健康維持やアンチエイジングに処方する場合は自由診療となります。
漢方薬の効果は様々で、足のつりに有効である芍薬甘草湯は、内服4~5分で効果が出ます、冷え症改善など慢性的な症状に対して処方した場合は、実感するまでには2~3週間程度はかかります。漢方薬も薬ですので、血圧上昇やむくみ、胃腸障害、肝障害、肺線維症、腸管膜静脈硬化症などの副作用がありますから、症状が軽快したら減量や休薬を考慮します。当クリニックでは3ヵ月に一度は血液検査を施行いたします。

婦人科系疾患に漢方は有効

漢方薬は、風邪のひきはじめやアレルギー性疾患(アレルギー性鼻炎、花粉症、気管支喘息 など)に有効とされているほか、多くの女性がお悩みの婦人科系疾患(月経前症候群、月経困難症 など)、更年期障害、便秘 などをはじめ、冷え症、つわり、不妊症にも効果があるためよく用いられます。当クリニックでは、これらでお悩みの患者様に対して漢方薬による治療も行っています。漢方薬は、現在行っている治療や薬(西洋薬)を止める必要はなく、併用するケースも少なくありません。うまく併用することで、西洋薬の有効性が上がり、西洋薬の数を減らせることもあります。
婦人科系疾患をはじめ、女性に起きやすい症状で処方される代表的な漢方薬が、「当帰芍薬散:とうきしゃくやくさん」、「加味逍遥散:かみしょうようさん」、「桂枝茯苓丸:けいしぶくりょうがん」で、これらは三大婦人漢方薬と言われ、月経痛、更年期障害、冷え症などに悩む方によく用いられます。それぞれの効能などについては次の通りです。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
むくみを取り除き、血行を促進させる働きがあるとされ、月経異常、冷え性、貧血の症状を改善させる際に用いられる。
加味逍遥散(かみしょうようさん)
更年期症状に効果があるとされ、のぼせ、ほてりなどの自律神経失調症状を抑え、イライラ、不眠、めまいなどの精神神経症状を鎮める効果がある。気血水にバランスよく効く。
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
瘀血を改善する効果があるとされ、月経痛や月経異常を改善させるほか、重度の肩こりや頭痛、下半身の冷え、多汗にも効果があるとされる。
かしわの葉レディースクリニック
TEL04-7137-2525

※お電話の前にホームページを
ご一読ください。

院長
岡村 麻子
診療内容
産婦人科・漢方婦人科
住所
〒277-0871
千葉県柏市若柴226番地41中央144街区1アベニフ柏の葉102号
最寄駅
柏の葉キャンパス駅 徒歩4分
受付時間9時~12時、14時~17時です。
※完全予約制
※妊婦健診は原則午前中のみ
休診日水曜日、土曜日午後、日曜祝日
診療時間 日祝
09:30~12:30
14:30~17:30

お会計には現金、クレジットカード(VISA、Mastercardのみ)がご利用頂けます。

地図イラスト 柏の葉キャンパス駅から北方向に徒歩4分で、本クリニックがございます