妊娠相談・妊婦健診

妊婦健診

妊娠かな？と思ったら･･･基礎体温表（つけている方のみ）、最終月経が始まった日、市販の妊娠検査薬が最初に陽性になった日をメモして、予約の上ご来院ください。
妊婦健康診査（妊婦健診）は、妊婦さんやお腹の赤ちゃんの健康状態を把握することで、妊娠期間中の不安をできるだけ少なくし、出産を迎えられるようにするために行われるものです。当クリニックは分娩を扱う近隣病院と連携し、「セミオープンシステム」を導入しています。当クリニックでは妊娠初期から32週頃までの妊婦健診をお受けします。里帰り分娩の妊婦健診も対応しています。基本的に妊娠24週頃までは４週ごと、26週以降は2週間ごとの健診になります。

費用について

妊婦健診は日本では健康保険適用外となりますので、基本的に自費診療となります。各市町村から発行される妊婦健康診査受診票により、費用の一部が公費助成されます。当クリニックでは現在、千葉県在住の方のみ利用可能です。他県の方は償還払いとなります。
柏市の「妊婦健康診査」は→こちら

各種料金

※クアトロ検査・羊水検査・NIPT検査とは→こちら

詳しい妊婦健診内容は→こちら
上記以外の妊婦健診費は→こちら

他院で妊婦健診を受けている方で4Dエコーを希望の方

• 診察料・・・初診料3,000円または再診料1,000円（2回目以降）
• 検査料・・・5,000円
• エコー動画録画料・・・2,000円（希望者のみ、スマホ等でのエコー画面の撮影はご遠慮いただいております）
• 4Dプリント写真・・・3,000円（うまく撮れた時、希望者のみ）

以上が必要となります。
なお、赤ちゃんの向きや姿勢により、うまく撮影できない場合があります。その場合でも料金は返金できませんので、ご了承ください。

転院・紹介について

里帰りあるいは出産先の病院に受診・転院される際は、紹介状をお書きします。受診先・受診日が決まりましたら医師へお伝えください。

緊急時の対応について

当クリニックの妊婦健診に通院されている方が緊急事態になった際には、状態に応じて速やかに関連した医療機関にご紹介、あるいは救急搬送いたします。

提携先医療施設

• くぼのやウィメンズホスピタル
• 慈恵医科大学柏病院 など

助産師外来

当クリニックには日本助産評価機構から認定を受けたアドバンス助産師が複数名在籍しており、妊娠や出産、育児に関するご相談を受け付けております。

対象となる方

• 当クリニックかかりつけの妊婦さん（母子手帳交付案内時、24-25週頃は全員の方に受診していただきます。その他ご希望があればいつでも受診できます）
• 妊娠および出産への不安やお悩み、育児相談（イメージしていた育児と違う、上の子との接し方がわからない、話しを聞いてほしい）等、人には聞きにくいこと、お困りのことがありましたらどなたでもお気軽にお問い合わせください。他院で妊婦健診を受けている方も受診いただけます。

不妊症については→こちら

オンライン相談はこちら

妊婦健診時に持参するもの

定期妊婦健診で毎回行う検査

上記のほかにも医学的検査を必要に応じて行います。

時期により必要な検査

妊娠初期

血液検査 血液型（ABO血液型・Rh血液型・不規則抗体）、貧血の有無、随時血糖、HbA1c、B型肝炎抗原・C型肝炎抗体、HIV抗体、梅毒血清反応、風疹・麻疹ウイルス抗体、トキソプラズマ抗体、甲状腺検査、フェリチン、亜鉛検査）
子宮頸がん検診（細胞診）
性器クラミジア・淋菌検査

妊娠中期

血液検査　 貧血の有無、血糖値（50gGCT）、肝機能 HTLV-1（ヒトT細胞白血病ウイルス1型）抗体検査

妊娠中、必要に応じて行う検査

血糖値の詳細な検査（75gOGTT ：保険適応）
クアトロ検査（ご希望の方のみ：自費）
（※クアトロ検査・羊水検査・NIPT検査とは→こちら）
当クリニックでは羊水検査や、非侵襲的出生前検査（NIPT）は行っておりません。
以上のほかにも、必要時は随時、検査を実施します。

妊婦健診費用（窓口でお支払いいただく金額の目安）

スマホで見られる動画撮影料金、および4Dエコー撮影代金が含まれています。（4Dエコーは赤ちゃんの体勢や向きによって撮影できない場合がありますのでご了承ください）

①千葉県在住の方（公的補助あり）

②千葉県外の方（償還払い）

産後の授乳相談・育児相談

当クリニックでは、助産師による出産前後の授乳相談や育児相談も行っております。
詳しくは→こちら

出生前検査

クアトロ検査（母体血清マーカー検査）

妊娠15週0日以降に行う採血の検査です。AFP、uE3、hCG、inhibin A値より胎児の21トリソミー（ダウン症候群）、18トリソミー、開放性神経管奇形（二分脊椎や無脳症など）の確率を算出します。年齢、妊娠週数、母体体重や家族歴などがこの確率に影響を与える因子となります。カットオフ値を基準とし、高い場合はスクリーニング陽性、低い場合はスクリーニング陰性と報告されますが、非確定的検査ですので、この結果が確定診断ではありません。

母体血胎児染色体検査（NIPT：無侵襲的出生前遺伝学的検査）

採血によって、胎児の3つの染色体疾患21トリソミー（ダウン症候群）、18トリソミー、開放性神経管奇形（二分脊椎や無脳症など）を調べる検査です。結果は「陰性」・「陽性」・「判定保留」という形で報告されます。この検査は確定的検査ではありません。「陽性」の場合は、診断を確定させるためには絨毛検査、羊水検査による染色体検査が必要となります。
当クリニックでは実施しておりませんので、ご希望の方は妊婦健診時にご相談ください。

千葉県認定施設

• 千葉大学医学部付属病院
• 東邦大学医療センター佐倉病院
• 順天堂大学医学部附属浦安病院（分娩される方のみ可能）

羊水染色体分析（羊水検査）

妊娠15週以降に可能な検査です。お腹に針を刺し羊水を採取して胎児の染色体を分析します。侵襲的検査であり、合併症として流産、破水、出血、腹痛、子宮内感染、胎児の受傷、早産などがあります。流産・死産が0.2～0.3％の割合で生じるといわれています。
全ての病気を診断することはできませんが、胎児の染色体異常を診断できる「確定的検査」です。
当クリニックでは実施しておりませんので、ご希望の方は妊婦健診時にご相談ください。