ピル・月経移動・アフターピル

ピル・月経移動・アフターピルのイメージ画像

ピルには、内服する目的によって大きく4つの種類があります。月経困難症(月経に伴う症状が強く、日常生活に支障をきたしている状態)の治療のために内服するピル(LEP)、避妊のために内服するピル(OC)、月経移動をしたいときに内服する月経移動ピル、避妊のない性行為や避妊に失敗した際に妊娠を避けるため緊急的に内服する緊急避妊ピル(アフターピル)があります。治療のために処方される場合のみ保険適応となり、避妊目的・月経移動・緊急避妊ピルは自費診療となります。

ピルにはメリットとデメリットがあります。

メリット

100%に近い避妊効果、月経痛や月経困難症の緩和、過多月経の改善、子宮内膜症の治療、月経周期の安定、PMSの改善、ニキビの改善、卵巣がん、子宮がん、大腸がんリスクの減少
ピルの服用によって、その後の妊娠率や出産、赤ちゃんへの影響はありません。妊娠を希望される場合には、ピルの服用を中止することで2~3ヶ月以内に排卵が再開し妊娠可能な状態になります。

デメリット(副作用)

吐き気、頭痛、不正出血、胸の張り、倦怠感、むくみなど(これらの副作用は1-3周期飲み続けると改善することが多い)、血栓症のリスク(年間1万人あたり3~9人)
血栓症のリスクを高める要因のある方(喫煙、40歳以上、肥満、前兆のある片頭痛など)は服用できない場合があります。その場合、血栓症のリスクを抑えた黄体ホルモン製剤で治療することもできます(保険診療のみ)。

LEP(低用量エストロゲン・プロゲスチン製剤)

 月経困難症の治療のために内服する低用量ピルで、保険適応となります。月経困難症とは、月経(生理)直前や月経中に下腹部の痛み、腰痛、頭痛、吐き気などの症状がおき、日常生活に支障をきたしてしまうほどの状態のことです。
 月経困難症には「機能性月経困難症」と「器質性月経困難症」の2種類があります。(詳しくは月経異常・月経前症候群のページをご覧ください)含まれているエストロゲンの量により低用量ピルとしてルナベルLD(フリウェルLD)、超低用量ピルとしてルナベルULD(フリウェルULD)、ヤーズ(ドロエチ)、ヤーズフレックス、ジェミーナなどがあり、金額もさまざまです。ご相談のうえ選択させていただきます。

経口避妊薬(OC)

月経痛や月経前症候群のない方で避妊を目的とする方に処方します。自費診療となります。女性主体でできる避妊方法のひとつです。エストロゲン、プロゲステロンの2種類の女性ホルモンが含有された錠剤で、避妊の他に月経痛や月経前のイライラ・気分の落ち込みの緩和、ニキビなどの肌荒れの改善なども期待できます。

初診料 2,000円(税込)
再診料 1,000円(税込)
アンジュ 1シートあたり 2,500円(税込)

月経移動ピル

月経移動を目的に内服するピルは、中用量ピルのため嘔気が強く出ることがあります。ゴールデンウィークや夏休みなど、海や山、旅行、受験、結婚式などの予定がある方はぜひご相談ください。月経を早める方法と遅らせる方法があります。どちらも嘔気やむくみなどの副作用が出る場合があります。1ヶ月ほどの余裕をもって、早めにご受診ください。

1周期 4,000円(診察料込・税込)

緊急避妊ピル(アフターピル)

避妊しない性行為を行った、避妊に失敗した(コンドームが外れた、敗れた、膣内射精)など、妊娠するリスクが高いとされる場合に緊急的に行う避妊法です。性行為の後72時間以内に内服する必要があります。なお内服までの時間が早ければ早いほど避妊率が高くなります)
WEBで予約が取れない場合には、お電話でご予約をお取りください。

緊急避妊ピル(アフターピル) 15,000円(診察料、薬剤料、次回受診時の再診料込み)
かしわの葉レディースクリニック
TEL04-7137-2525

※お電話の前にホームページを
ご一読ください。

院長
岡村 麻子
診療内容
産婦人科・漢方婦人科
住所
〒277-0871
千葉県柏市若柴226番地41中央144街区1アベニフ柏の葉102号
最寄駅
柏の葉キャンパス駅 徒歩4分
受付時間9時~12時、14時~17時です。
※完全予約制
※妊婦健診は原則午前中のみ
休診日水曜日、土曜日午後、日曜祝日
診療時間 日祝
09:30~12:30
14:30~17:30

お会計には現金、クレジットカード(VISA、Mastercardのみ)がご利用頂けます。

地図イラスト 柏の葉キャンパス駅から北方向に徒歩4分で、本クリニックがございます